はじめまして。
9月に入社しましたバーチャル新人デザイナーおじさんのKです。
バーチャルではないが。
12月頃から急激に流行ってますね、バーチャルyoutuber。
最近では企業個人問わず、続々と新しいキャラが参入してきて、
この界隈の熱気を感じます。
幽霊兄弟、ドラゴンお爺ちゃん、ゾンビ女子高生、魔王の息子、ゴリラ、など
バーチャルならではの尖った設定のキャラも多いですね。カオス!
そんな中で自分が注目している企業で、
「岩本町芸能社」
VR空間で活動するタレントのマネージメントを行う芸能事務所
というのがありまして、こちらが中々面白そうなことをやってます。
所属しているVRアイドル「あんたま」は、
・昨年8月、「コミックマーケット92の終了までに
Twitterのフォロワー数が10,000人を超えるとデビュー」
という企画をコミケ当日に始動するが、フォロワー数400人までしか到達せず失敗。
・コミケ終了後あまりに無謀な目標設定や準備不足が話題になり
フォロワー数が5,000人程まで急増。
この反響を受けて期限を延長する形で企画続行。
・その後は全国各地を回り、VR体験会を繰り返すことで地道にファンを獲得していき、
9月24日の体験会の最中にフォロワー数が10,000人を超え、CDデビューが決定。
ということがあったのですが、初動の不手際があまりに目立ちすぎるので、
失敗からデビューまでの一連の流れを含めてのストーリーマーケティングなんじゃないかと
勘ぐってしまうんですがどうなんでしょうか。
さらに、11月にはパルス株式会社(VRコンテンツ開発を行うIT企業)と業務提携しており、
こちらには秋元康、松尾豊、DaiGoといった
アイドル・人工知能・心理学の専門家が協力しています。
この辺りの情報を見ていると岩本町芸能社はVRコンテンツで何か大きなことを企てている
したたかな企業に思えてくるのですが、気がかりなことが一つあります。
それが同社所属の俳優、馬越健太郎という謎のキャラです。
あんたまの生放送内で存在が示唆され、初めてTwitterのアカウントが発見されたものの、
そこで分かったのがあんたまの先輩であり、俳優としての仕事が無く、
バイトと会社宛てのお土産で食いつなぐフリーターのような存在ということぐらいでした。
昨年末のコミケでは、そんなほとんど情報が無い状態から、
なぜか馬越グッズの販売と動画の公開が始まりました。
動画がこちら
https://www.youtube.com/watch?v=cc7OnJYMWsw
何これ…馬やん…
最初見たとき、突然襲い掛かってきた個性の暴力とあまりの意味不明さに
インターネットの闇を感じてしまいました。正気か!
当時のコミケに参加した人たち(主にあんたまファン)は、
困惑しながらも面白がっていたり、案外受け入られているようでした。
さらには、少しでもあんたまの応援に繋がるならと馬越グッズを買う人も現れ、
用意されていた馬越抱き枕(1万円)は完売したそうです。買った方も正気か!
※画像:馬越抱き枕
ひょっとしたらこの企業ってやべぇところなんじゃ…
今後も本気なのか悪ふざけなのか分からない、
岩本町芸能社と馬越健太郎に注目していきたいと思います。