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2022 / 01 / 25

ブラックサッド

デザイナのNと申します。

通勤・通学などの移動時間や病院の待ち時間など、
人間生きていれば長い人生の中でふと暇な時間が舞い降りることが多々あります。

音楽を聴いたり読書をしたり人によって過ごし方は様々です。
文化人ぶるなら純文学とか読むのでしょう。
私にもつい先日、待ち時間なるものが突発的に到来致しました。
文化人を気取る気は毛頭なかったのでTwitterでひたすら無為な時間を消費していたのですが、
そこに気になる情報が飛び込んで参りました。

「バンドデシネ」kindle半額セール

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、「バンドデシネ」というのはフランスの漫画のことです。
日本の漫画を読むだけなら凡庸な人間ですが、フランスという異国の読み物なら話は変わるでしょう。
普通の漫画読むより知的で高尚な感じがしますよね。
文化人になりたい欲が沸々と湧きあがってきて、すぐさまAmazonでバンドデシネ作品をポチりました。

「ブラックサッド」 黒猫の探偵が、元恋人を殺害され犯人を探すというハードボイルドアニマルもの。



日本じゃあまりない設定ですよね。
そもそもハードボイルドものの漫画というのが少ない印象があります。
パッと思いつくのが寺沢武一の「コブラ」や、「ブラックラグーン」・「トライガン」あたりでしょうか。

アニマル漫画だと最近では「BEASTERS」なんかが話題になっていましたね。
上記の作品には日本漫画特有のポップさがありますが、「ブラックサッド」には
ポップさと言える部分はほとんどありません。
そこに加え、徹底された背景の描き込みと全編カラーページが「ブラックサッド」の
リアリティを引き立てており、濃密なハードボイルドの世界が堪能できました。

読み終えた後の気分はまさにパリジャン。

このブログを見ているあなた
是非バンドデシネを買って読んでみてください。
文化人ぶれます。